八名地区に伝わる昔話です。あなたの地元にも今まで知らなかった昔話が伝えられてきたことが分かりますよ。
中宇利地区
や ま ん ば の
足
(
あし
)
跡
(
あと
)
子どもだましみたいな話だがのん。
むかし,やまんばが,この山の石からがんぼう山にまたいで,田植えをしたんだって。その時,手をついた
泥
(
どろ
)
をこすってぽいっと
捨
(
す
)
てたら,
腕
(
うで
)
こき山ができたっちゅうことだで。
中宇利の
南
(
みなみ
)
馬場
(
ばば
)
の南側のビクニ城へ行く山道を少しのぼると,大牛ほどの岩があってのん。この岩の上にやまんばの右足の
跡
(
あと
)
があるで,行っておみましょう。