八名地区に伝わる昔話です。あなたの地元にも今まで知らなかった昔話が伝えられてきたことが分かりますよ。
中宇利地区
城
(
しろ
)
山
(
やま
)
の
井
(
い
)
戸
(
ど
)
宇利
(
うり
)
城
(
じょう
)
のあったところを、
城山
(
しろやま
)
といっています。城山には古い
井戸
(
いど
)
があります。この井戸は、この山に宇利城があったころつかわれたものですが、
戦
(
いくさ
)
に負けてこの城が落ちるとき、城主の
娘
(
むすめ
)
の美しいお
姫
(
ひめ
)
さまが、
宝物
(
たからもの
)
の金の
茶釜
(
ちゃがま
)
といっしょに飛び込んで死んでしまいました。
それで中に今でも、金の茶釜や金のくしなどがはいっているとのことです。