八名地区に伝わる昔話です。あなたの地元にも今まで知らなかった昔話が伝えられてきたことが分かりますよ。
   
 八名の昔話
   
中宇利地区
 
   ()  (なん)  (ぶつ)  (さま)  

 冨賀寺(ふかじ)に、阿難仏ときざんだ、四角の石塔(せきとう)があります。
 これは(もと)福津(ふくづ)真光庵(しんこうあん)にあったのですが、この仏様(ほとけさま)のお水をつけると、眼病(がんびょう)がなおるというので、たいへんはんじょうしました。それを冨賀寺へうつしたのです。ここでもおまいりする人がにぎやかで、門の前に店ができるほどだったといいます。